危険な頭痛のサインを見逃さないで!
2016年04月23日
頭痛でも急を要する場合があります。
また、しっかり専門医を受診したほうがいい場合があります。
そんな頭痛のサインを見逃さないでください。
次にあてはまる項目があれば神経内科や脳神経外科などの専門医を受診しましょう。
□ 今までにない痛みがある。
□ 突然痛み始める
□ 数週間~数カ月の間にだんだん痛みがひどくなる。
□ まひやしびれ、けいれん、意識障害を伴う。
□ 高熱を伴う。
□ 物が二重に見える。
□ 体の向きや力み,せきなどで痛みが増す。
くも膜下出血
症候性頭痛の中でも最も緊急を要するのが「くも膜下出血」です。
脳の動脈が破裂して起こります。
今までに経験したことのないような激しい痛みがおこるのが特徴です。
頭痛と同時に意識障害や吐き気などを伴う事が多いです。
この場合すぐに救急車を呼ぶことをおすすめします。
慢性硬膜下血腫
頭を打った後などに、頭の中で出血がおこり、血のかたまりができ、
能を圧迫する病気です。
お年寄りに多く、転んで頭を打ったり、軽く頭をぶつけただけで起こることもあります。
静脈からじわじわと出血して血腫が大きくなり、
症状が現れるのは数週間~数カ月ぐらいたってからです。
お年寄りに多いこともあり、意識障害がおこると、認知症と間違われやすいです。
症状は忘れたころにやってきますので
頭を打った時は周りの人に伝えておくといいでしょう。
脳腫瘍
いっぱんてきに、頭痛がすると脳腫瘍を心配する人は多いですが、
脳腫瘍では頭痛だけ起こるということは少なく
頭痛と同時に圧迫される脳の部位によって、
吐き気やけいれん、運動障害、物が二重に見えるなどの症状を伴います。
髄膜炎
髄膜に炎症が起きる病気で、38度を超える発熱が1~2週間続き、
ガンガンと激しい頭痛がします。
首を曲げるとうなじが硬くなる、項部硬直がおこるのも特徴です。