マラソンランナーに多い外傷とは 1㌔地点
2015年10月22日
涼しくなってきて、ランナーが増えてきましたね。
僕もランナーなので分かるのですが、大会前になると、ついつい無理してしまい
オーバーペースや疲れによってフォームが乱れたり、脚力など全体的な筋力不足によって
自分やチームメンバーにも怪我が目立ちます。
今回は、ランナーに多い外傷を紹介してきます。
ランナーの外傷
ランナーの怪我は、走り続けるスポーツなので下肢の靭帯、骨、腱、筋、関節、神経障害などが
あります。
まず特に多いのが、マラソンランナーで聞いたことある方もみえると思いますが、
ランナー膝と呼ばれる腸脛靭帯炎です。
特徴は、通常のひざのうちがわの痛みと違いひざの外側に痛みがでます。
主な原因は、オーバーユース(使いすぎ)とフォームの乱れ、ウォームアップ不足です。
腸脛靭帯は、膝の曲げ伸ばしで大腿骨の外顆の前後に移動します。
その際に、繰り返し外顆に干渉して回数が増えていくうちに炎症が起きてしまいます。
おもに膝の外側の脛骨あたりに圧痛がありますが、まれに大転子あたり(太腿のつけね)にも
痛みがでます。
膝のそとがわあたりが痛く、膝を曲げた状態で膝ちょい上のでっぱりを指で押しながら膝を伸ばして痛かったら
可能性ありです。
ランナー膝の治療、予防
ランナー膝の痛みがでたら、まず運動をやめ安静にしてください。
そして患部を氷嚢などでアイシングしてください、冷湿布には冷却効果はありませんので知っておいてください。
冷やして痛みが和らいできたら消炎鎮痛薬などの軟膏を塗っても大丈夫です。
肌が弱い方はだめですよ!!
医療機関では、電気療法、超音波、レーザーなどが効果的でやるやらないでは断然早く治ると思います。
痛みがなくなってからの予後は、原因に使いすぎ、ウォームアップ不足、フォーム不良があるように、
まずしっかりストレッチなどウォームアップをしっかりしてください。
違和感や痛みがあったらすぐに安静にしてください。
あとフォームの見直しなどを心がけてください。
マラソンに気持ちいい季節になってきたので、怪我のないマラソンライフをしてくださいね。
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